退職願と退職届は、一般的には辞表とも呼ばれています。
退職を願い出る場合に提出するのが退職願。
雇用されている社員や職員などが一方的に
労働契約を解消する時に提出するのが退職届です。
とはいえ「会社を辞めたい」という意思表示であることに変わりはないので、
同等に扱われることが多いようです。
実際に提出する時は、会社の判断を待つ姿勢を示す場合は退職願を、
会社の意向に関係なく退職する気持ちを固めている場合は、退職届を出すと良いでしょう。
この書類は、会社が、どのような事情で社員が辞めたのか、
本人の意思を文書で確認し、記録を残すために、必ず提出しなければなりません。
退職願は、法律上、少なくとも退職を希望する日の14日前までには
出すように定められています。
会社によっては30日以上前などのルールが定められていることもあります。
テレビドラマであるように、唐突に辞表を突き出して、
「今日でこの会社を辞めます!」などと言う事は、
社会人として、あまりにも無責任な行動であると考えましょう。
退職届の書き方
退職届(退職願)には、①退職の理由、
②退職を認めてほしい旨のお願いの2点だけを書くようにします。
①については、「一身上の都合により」という形にして、
具体的なことには触れないのが一般的です。
退職の理由について述べる場合もありますが、その場合でも短く簡潔にまとめます。