私は勤続5年で退職することを決めました。
退職理由は、手に職をつけるため他の分野を勉強したいと感じたためです。
すぐに転職は考えておらず、専門学校に通う予定でした。
引き継ぎや人事のことも考え、退職の7ヶ月前に部長にだけ退職の旨をお話ししました。
就業規則には退職の三ヶ月前にと記載されておりましたが、
私は会社に迷惑が掛からないように、余裕を持って伝えました。
同じ職場で働く女性社員や他の部署の社員には、
辞める三ヶ月前になるまで(引き継ぎの人が入社するまで)隠していました。
なぜなら、話すと仕事がしづらくなるのではと先輩方をみて感じたからです。
そして今まで以上に仕事を頑張りました。
辞めるから手を抜いていると思われたくなかったのです。
ですが、女性社員や他の社員みんなに知れわたると、最初は応援してくれるものの、
少しづつ会社に居づらい環境になっていき、肩身の狭い思いを何度かしました。
私のいた会社では、まだまだ古い体質で転職で辞めることはいい顔がされない会社でした。
女性社員は皆、寿退社、もしくは出産のために退社するのが定説でした。
逆に言えば、出産後復帰できる社内環境になかったのです。
そのこともあって手に職をつけなければと考えるようになったのだと思います。
また、私の友人の場合は、会社に辞めたいという意思を伝えたところ、
上司に最初は普通に引き止められていたのですが、何度話をしても辞めさせてもらえず、
あげくの果てに、給与2週間分タダ働きをさせられ、「契約違反だ。」とののしられ、
会社をあとにすることになったのです。
引き継ぎの必要な職種ではなかったのですが、辞めたいと伝えてから三ヶ月もかかったそうです。
友人は精神的に疲れているように見えました。
私は退社時のトラブルは少なからず皆体験するのではないかと思います。
人の出入りの激しい会社ではそのような事は少ないのかもしれませんが、
転職が理由である場合はいい顔はされないものです。
もし転職が決まっていたとしても、社内の人間にはいる間は話さないのが賢明じゃないかと思います。
会社を辞めてから仲が良かった信頼できる同僚にだけ報告するのがいいかと思います。
このようにトラブルを回避しようとするのは難しいかもしれませんが、
トラブルが起こるかもしれないと念頭にいれおくだけで、心の余裕が生まれると思います。
もしトラブルが起きなかったらラッキーぐらいに心構えをしておくといいと思います。
最後まで誠実に働いていれば、それ以上のことは起こりませんし、
自分自身は胸をはって退社できるのではないかと思います。