私の体験を踏まえてアドバイスします。
私が退職を決意したきっかけは、上司に大声で怒鳴られたことです。
その人はモンスター上司として有名な人だったのですが、
私もミスをきっかけに目をつけられてしまい、
ある日事務所で大勢の前で人格を否定するようなことを怒鳴られました。
その中で、「お前は無能だから辞めてほしい」というような意味のことを言われ、
退職を決意しました。
実際のところ、その事件はきっかけに過ぎず、
以前から色んな人が理不尽に怒鳴られているのを傍で聞いており、
不快な思いをしていたのが積ったことも原因です。
職場の将来性も見えなかったし、薄給でずっとこんな思いをするぐらいなら
退職しようと決意しました。
退職する前にすべきこととして大切なのは、家族の同意が得ることだと思います。
未婚なら、実家で生活の助けを得られないかどうか、
既婚なら、なおさら、退職後家族の生活をどうしていくのか計画しておかなければなりません。
イライラしていると、すぐにでも退職したいという気分になりますが、
そこはグッとこらえて、ベストなタイミングを見計らうほうがいいです。
また、自分を傷つけた人に社会的制裁を加えたいという思いがあるのであれば、
然るべき団体に連絡した方が良いですが、
そうではなく、事を荒立てたくない場合は
円満に退職するように持って行くのも良いのではないかと思います。
私の場合も、退職を決意してから1年ほどは、
次に引き継ぎをしてくれそうな人が見つかるまでタイミングを見計らっていました。
退職の原因になる直接の人たちは憎かったですが、
そのほかのスタッフや職員の人たちには嫌な気持ちを抱いていたわけではなかったし、
退職後どこでそうした人たちとの関わりが生まれてくるかわからなかったので、
あまり迷惑がかからない方法を選ぶようにしました。
また、退職後の生活については不安があったので、
退職前に、ハローワークに相談したところ、
自分のスキルに合った職業訓練のプログラムに行けることになりました。
職業訓練校の目途をたててから退職したので、
退職後することがなくて不安になるということもありませんでした。
転職については、退職後に職業訓練を通して資格をとったので、
その資格が生かせるところに就職することができました。
結果として退職前より待遇も給料もいい職場に行きつくことができたので、
計画的に退職をすすめて良かったと思います。
退職・転職は自分だけの力で進めるのではなく、
信頼できる人と相談しながら進めていくのがベストです。