私のいとこは障害者です。
出産時の事故が原因で、生まれた時から身体が不自由です。
そんな不幸と思われてしまいそうな彼女ですが、
障害者年金と障害者ならではの無料や割引サービスを使って、日常生活を楽しんでいます。
障害の程度は1級ですので、確か毎月10万円位の障害者年金をもらっていた筈です。
補装具を付けて、杖をついて歩くことが何とか出来るので、バスや電車も普通に乗ることができます。
しかも、電車やバスは無料で乗ることができます。
タクシーや高速道路料金も割引になるとのことです。
さらに、駐車禁止除外車両なので、どこに駐車しても大丈夫です。
さらに、結婚して注文住宅をを購入する際にも、玄関と部屋をバリアフリーにしたり、
家の前のパーキングスペースから玄関までの階段の横に、
スロープを付ける等の補助金が出たようです。
障害者年金をもらって、基本的な生活がおくれるだけでなく、
このような便利な制度を使うことで、快適な生活を満喫しているように思います。
彼女は、知的な障害はありません。
小学校までは、近所の小学校に通っており、私と同じ宿題をしていました。
そのため、都心の超一流企業に入社し、
パソコンでの事務処理などの簡単な作業を担当することもありました。
なので、日常生活を満喫することができているのかもしれません。
働くことにおいても、障害者年金をもらっていれば、基本的な生活ができますから、
残業をして忙しく稼がなければいけない程、仕事をしなくても大丈夫です。
さらに、障害者枠で優先的に採用してもらえることもあります。
なので、障害を負ってしまったと悲観的になってしまうのではなく、
障害者としての生活を楽しもうとする彼女の姿勢は、素晴らしいと思いました。
彼女は子供が2人います。
でも、彼女が赤ちゃんの世話をするのは、両手の麻痺がわずかながらあるため、難しいです。
さらに、料理をするのも難しいです。
そのため、新生児から保育園に預けるまでの期間、
日中は無料のヘルパーさんというかベビーシッターが交替で毎日来ていました。
保育園も0歳児で、優先的にすぐに預けることができました。
なので、待機児童という言葉もしらずに、産後すぐに働き始めていました。
さらに保育園の降園時刻には、無料のシッターさんが迎えに行き、夕飯を作ってくれて、
子供達に食べさせてくれるそうです。
平日は夕方5時から夜8時までいてくれるそうです。
障害者年金と福祉サービスを上手に活用している彼女がうらやましくなってしまいました。