精神病で障害年金をもらうには、入院レベルでないと難しい。
僕は、当初は鬱病と適応障害だったのであるが、
その時は障害年金のレベルではないと通院していた医師に言われました。
服薬していた薬も一錠だけだった。
ただ、その頃の自分自身の生活は、昼夜逆転していて、
自分の体を清潔に保つこともできず、家の中で浮浪者みたいになっていた。
その頃はただ絶望していて、何もできない状態だった。
結局のところ、家で、パニック状態になり、措置入院することになったのだが、
そこは日本の中でも有数の病院で、そこで、ようやく適切な処方を受けることができ、
生活リズムも整えられた。
病院では、適度な睡眠と、軽い運動、手先を動かす美術の絵を描く作業など、いろいろやった。
町のクリニックにはいない、ケースワーカもいて、
僕は、ようやくケースワーカと相談して障害年金の申請ができた。
障害年金は、国民年金と、厚生年金の二種類があり、僕は厚生年金の方だった。
ただ、病院にいるときも、不安や、集中力の低下などなど、とても働ける状態ではないことは明白だった。
それら発症から、現在に至るまでの病状を書類に書いた。
いろいろな病院をたらい回しした経緯も書き込んだ。
本当に表現しがたい精神的苦痛と混乱の中、かつて健常者だったころと比べ、
ここまで酷くなるなんて思ってもいなかった。
障害年金の申請は通り、とても助かった。
でも、将来のことを考えてとても絶望的な気持ちになっていた。
薬も何度も変えてもらい、自分の鬱状態を抑えるために、複数の抗うつ剤を服薬している。
そして、その病院には大きなデイケアの施設もあり、退院後、デイケアで軽運動をし、約1年ほど通った。
今はA型作業所に通所して、いずれは障害枠での雇用を目指している。
また障害年金の厚生年金の更新は1年に1度あり、2回目からは主治医だけで書く形式になっていた。
また、その2回目の診断書も審査が通り、これも多いに助かった。
デイケアのときはB型作業所の見学が多く、数少ないA型作業所の見学はなかった。
病気や生活をするため、お金が必要だった。
それを障害年金を得ることによって賄うことができた。
今後病状が軽くなっていけば、厚生年金の等級は下がっていくが、
重い等級だと障害枠の雇用に繋がらないので、今は日々作業所に通いながら、体調を整えている。
障碍者雇用も採用人数が少なく、狭き門なのだが、
なるべく前向きに考えて進んでいければいいなと思っている。