私は精神に障害があります。
発症したのは私が高校生の頃で、今から15年以上前のことになります。
現在まで毎月病院に通い、投薬治療を続けてきました。
障害者手帳を取得したりもしました。
手帳を取得すると、「ああ、自分は健常者ではなくなったんだな」という実感も湧いてきて、
これからは「普通の人」と同じようには生活できない、という意識も生まれました。
通院は勿論の事、就労継続支援事業所に言って、就労訓練を何年も受けた後、
障害者に門戸を開いている印刷会社に就職しました。
社会保障も完備されていましたが、給料はすごく少なかったです。
何よりも、就労内容がきつい上に、
実家から車で隣接した隣の市まで通わなくてはならないのは、苦痛でしたし、
ついには運転中の視界暗転などの症状が出始めたとき、交通の危険と、自分の限界を感じました。
そして、その印刷会社を辞職しました。
しばらくは失業保険をいただけるとのことで、ハローワークに毎月申請をしに行っていましたが、
失業保険もいずれはなくなる、そう思ったときに、自分がいま生きている社会では、
一般の会社の就労は向いていないのでは、と思うようになりました。
そして、一般企業への就職活動がすべて不合格になった時、
もう、一般就労は無理だ、と思いました。
そして、母と主治医の先生と相談の末に、障害年金を申請してみよう、という事になりました。
先生はそのために診断書を書いてくださいました。
そして、市役所で必要な書類を整えて提出し、現在結果待ちの真っ最中です。
「結果が出るまでは4か月くらいかかりますから、待っていてください」と、市役所の人には言われました。
現在、まさに待っているところですが、「却下されたらどうしよう」と、毎日不安であり、
しかも4か月という長い待ち時間が苦痛でもあります。
普段は家に引きこもってしまっている私ですが、
少しパソコンで調べものをすることはできるので、
障害年金について、インターネットで調べてみましたが、
私くらいの障害の等級だと、月に6万円くらいの年金をいただけるそうです。
年間に直すと約72万円ですので、それだけいただけるのなら、
完全な障害失業者となってしまった私も、かなり安心することができます。
正直、障害年金を申請することには、かなり罪悪感も感じています。
障害年金が国民の血税から捻出されるからです。
自分が健常者だったらなあ、高校生の時に無理をしなければ、今頃でも健康でいられたのに、
そうすれば、立派な普通の納税者になれたかもしれないのに、
といつも羨望の眼で、健康な人たちを見つめてしまいます。