私は、大学を卒業してずっと飲食店に就職し12年が経過します。
この12年間で店長として管理能力を身につけることができました。
更には、多店舗をみるエリア統括店長やマネージャー業を頂き、
その会社の中での組織ではそれなりに上司という立場でここ何年間か働かせて頂きました。
飲食業は、ブラック企業と良く言われますが、
就業体制をしっかりと整えても結局は働く人が揃わない以上、
この問題を解決できないと考えています。
もちろん、現場にいる従業員が一番きついとは思いますが、
中間管理職になると20店舗ほどのマネジメントをしないといけないので、
それはそれで休みがなく非常に体的にも限界が来ていたのは確かです。
飲食業で働いていると次の道が見えてきました。
それは、この会社で幹部を目指して働くのか、それとも独立するのか、
あるいはヘッドハンディングで高収入を約束され他会社に移るのか、
もう一つは、この飲食業から離れ転職をするのか
この4つの道が見えてきたところで、
ちょうど年齢が34歳と転職が有利な歳の限界の35歳まで残り1年となっていました。
その頃は、そんなに会社に対して不満などなかったのですが、
急に業績が落ち始めた時くらいから、気づけば転職を考えるようになっていました。
大学を卒業して飲食業でしか働いた経験しかなく、資格も別にあるわけでなく、
ただ、マーケティングが得意で数々のお店の売り上げをあげてきた実績だけ運が良くあったのです。
何件か転職サービスに登録して、仕事を見つけていると、不安ばかりでしたが、
この経験がいかされる仕事が多くあり、企業からのスカウトも沢山きました。
私が、転職までにお会いさせて頂いた企業は20社を越えます。
沢山の方々とお会いしお話する機会が欲しかったのが私の目的ですが、
飲食業しかやったことがないので、しっかりとどのような仕事で
どのような形態なのかを確かめるためにも、
その企業様の人事担当をあってしっかりと把握しなければ
会社を選ぶことができないと思いました。
人事担当者の方は本当に皆さん素晴らしい方ばかりでありがたいお言葉も沢山いただきました。
沢山の方々とお話させて頂くことで自分が次に何をやりたいのか、
そしてどのような職種であればその企業様にとって良いのかを考える事ができました。
そして、自ら進みたい道をみつけ、
ある大手ビールメーカーの販促促進部に転職することができました。
夜の仕事から昼に代わり、土日は必ず仕事だったのが土日が休みとなり、
仕事も楽しく思い切って転職して本当に良かったと思います。
転職のポイントは沢山の企業様の方々とお話することです。