私は企業で採用担当をしていますが、今、転職を考えている人がいれば、
まさに絶好のチャンスといえます。
なぜなら、今はバブル時代を超えるほどの有効求人倍率で、
ほとんどの業界・職種で求人が実施されています。
「今の待遇に不満がある」
「労働環境が厳しい」
「成長企業で働きたい」
など転職を考える理由はさまざまだと思いますが、
もし、転職したいと悩んでいるのなら、転職サイトやフリーペーパーなどを手にしてみて、
現在の求人状況をご自身の目で確認して欲しいと思います。
一度、見ていただくと分かりますが、その掲載数の多さに圧倒されるはずです。
入社して10年以上経っているキャリアを持っている人には、
管理職候補といったような求人がありますし、
20代であれば未経験歓迎といったような求人が数多く掲載されています。
その中でも一番重宝されている年齢が26~28歳です。
この年齢は大学を卒業して、社会経験を数年経てキャリアを十分に積んでいる上に、
これからのポテンシャルに関しても期待できるので、
若年層の人材確保に苦しむ企業を中心に争奪戦が繰り広げられています。
もし、この年齢の人で転職を考えているのであれば、
自分をより高く売り込める絶好のチャンスです。
仕事にやりがいを感じず、日々転職をしたいと考え続けているのであれば、
転職活動に踏み出すことを具体的に考えてみましょう。
ただ、職種によって求人倍率は異なります。
例えば、営業職での転職を考えているのであれば、有効求人倍率は3倍を超えていますし、
どの企業も若い営業職を確保したいしたいと考えているので、
条件の良い企業に比較的転職しやすいと思います。
また、サービス職も転職しやすい職種だといえます。
サービス業界は、一時期、労働環境が厳しいということで、
マスコミなどでクローズアップされたこともあり、
求職者から敬遠される職種となってしまいました。
ただ、それらを受けて企業も労働環境の改善に積極的に取り組んでいて、
今は非常に働きやすい環境へと変化しつつあります。
求人件数もかなり多いので、サービス職もオススメといえます。
逆に厳しいと思われるのが、事務系の職種となります。
事務系は積極的に増員される職種でない上に欠員も出にくいので、
有効求人倍率が高くても競争率が高い職種といえます。
このように職種によって、転職難易度が異なってきます。
もし、転職を考えているのであれば、
自分がやりたい職種の求人倍率を確認した上で転職するかを判断していただき、
転職に踏み出したのなら、積極的に活動して、より良い企業に巡り合ってほしいと思います。