大学を卒業し、有名な大手メーカーに就職して営業アシスタントの仕事をしていました。
長年勤務を続けているうちに、大手ならではの風通しの悪さ、
部署ごとに異なる文化の違いを感じ、
もっと風通しの良い会社で勤務したいと退職を決意しました。
転職先は中小企業の卸売業の会社です。
今度は中小企業ならではのやりにくさを感じてしまいました。
社長はワンマンだし、専務は好き嫌いで人事を決めています。
営業事務と言う名前でしたが、電話応対、パソコン操作、来客へのお茶出し、
やたらにくる来客の応対などなんでもやらなくてはなりません。
そこへ中小企業ならではの安定性のなさが加わり、
その会社は業績不振に陥り、リストラされました。
履歴書に経歴を書くと短期間で転職を繰り返すことになってしまいます。
2回目の転職活動はとても困難でした。
そこで利用したのが派遣会社でした。
転職活動をしているうちに、自分はある程度の仕事を任されて
自分で手順などを考えて仕事を進めたいタイプだと気がついたからです。
派遣先にはひとつひとつ指示をし、「はい」と言って、
そのとおりにしないと「反抗的だ」とか「協調性がない」と判断されてしまう会社もあります。
自分のやっていた仕事内容を全てかき出し、
自分のできること、やりたいこと自分の求める仕事の仕方を整理すると良いです。
私は営業事務の仕事で派遣社員として仕事をしていましたが、海外の取引もありました。
少しずつ仕事を手伝わせてもらい、知識の足りない部分は本を買って勉強することで
貿易事務の仕事を紹介してもらえるようになりました。
うまく派遣会社を利用するとスキルアップも可能です。
足りないスキルは派遣会社のパソコン教室や語学講座を受けたりすることでスキルアップが出来ます。
ライフスタイルの変化も派遣会社に相談すると良いです。
まめに派遣会社に連絡を取ることで困った時に親身になって相談に乗ってもらえます。
派遣会社によって、紹介してもらえる会社や職種が異なりますので、
自分の働きたい職種にあった派遣会社を選んだうえで
パソコン教室などのサポートが充実しているところを選びます。
派遣スタッフとして勤務すると短期間で契約終了になることもあります。
どんな状況で契約が終了しても、きちんと残務整理、引継ぎをすることで評価が高まり、
紹介してもらえる仕事の幅が広がります。
アルバイトと派遣スタッフは異なりますので、
自分の仕事をきちんと行うことが重要です。