私の数年前の転職のお話です。
私は当時25歳で派遣社員として工場に勤務していました。
工場では自動車部品の製造ラインに在籍していました。
工場は24時間フル稼働で3交代制。
1週間サイクルでの交代勤務でした。
早番は朝6時~14時、
中番が13時~23時、
遅番が22時~6時までの勤務でした。
交代制で不規則な生活には1か月ほどで慣れました。
しかし仕事内容は決まった場所で決まった工程作業を永遠繰り返すものでした。
仕事を覚えるまでは必死で時間が過ぎるのも早く感じていましたが、
慣れてしまえばある程度スピードも上がり、時間が長く感じ、拷問のような感覚でした。
派遣社員という事もありいつ契約を切られるか分からないプレッシャーもありました。
なんだかんだで同じ工場、同じポジションで1年くらいは勤務できましたが。
入社して数か月後には将来の事を考え転職を考えていました。
もともと次の仕事を見つけるまでの繋ぎとして考えていました。
なので入社して落ち着いた頃には既に転職活動を始めていました。
工場では残業や休日出勤もなく、欠勤などしなければ給料も安定して得られていました。
GWや年末年始などは工場自体が休業するため大型連休を取得できていました。
そういった条件は問題ありませんでしたが、派遣社員であることや、
毎日の仕事から何の達成感も得られないことなどが
転職活動に一層力を入れる要因となりました。
もともと工場などでの仕事よりも飲食やサービス業など、
人と接する仕事がしたいと考えていました。
実際に工場に勤務する前も営業やパチンコ店のスタッフなどの仕事をしていました。
今までの接客業とは違った仕事をすることで自分の考えや視野が広がると思いましたが、
特にプラスの事は得られず、「やはり接客業がいい」とより強く思っただけでした。
工場に勤務するための派遣会社への登録は求人情報誌から会社を選びましたが、
その先の転職活動は転職サイトを利用しての活動になりました。
数多くの転職サイトがありますが、
掲載している求人はどこも一緒という訳ではなかったので
3つくらいの転職サイトに登録していました。
転職サイトの中には企業の方から「応募歓迎」や「面接確約」などといった感じで
連絡が来るサイトもありました。
そういった場合は少しでも自分の興味のある業界・業種であれば細かい事は気にせず、
WEBからの応募や履歴書の送付をガンガン行いました。
休日は面接や職場見学などをしていることが多かったです。
とにかく1社でも多く担当の方とお会いしたり会社に訪れたりしようと考えていました。
結果的に現在は飲食店への転職に成功し働き始めて数年が経ち、
今回は1つ役職が上がることになりました。
働きながら転職活動をするのは時間的にも厳しい部分はあるかと思いますが、
半年以上の期間を費やしそれなりに熟考すれば不可能な事ではありません。
自分が長く働く事を考えればそのくらいの時間をかけて仕事探しをするべきだと思いました。