介護によって仕事を辞めざるを得なかったことへの後悔

6年前に長年勤めていた銀行を退職しました。

当時55歳でした。

 

辞めた理由は母親の介護でした。

高齢が原因なのですがちょっと風邪を引くと脱水症状を起こして即入院、

問題行動もしばしばありました。

その為しばしば銀行を休んで介護せざるを得なかったのです。

 

しかし、銀行で私はオンラインシステムの一部門で責任ある地位にいたので

休みを繰り返す訳にもいきません。

 

妻も忙しい仕事を持つ身です。

仕方がないので近くにいる親戚に介護を頼むことが増えましたね。

 

それで何とか介護が回っていましたが、仕事は遅くまであります。

そして帰宅すると介護が待っています。

真夜中でも休めないのです。

 

学生の頃は体育会系で慣らしたのでそれなりに体力はある方でしたが

55歳での介護は体力も神経もすり減らせて行くのでした。

 

数ヶ月そんな状態を何とか続けましたが、もう限界でしたね。

仕事も中途半端でストレスが溜まってもいたのです。

親戚も高齢で任せてばかりいられません。

そんな訳で退職を決意したのです。

 

上司は1年休職したらどうかとしきりに勧めてくれました。

確かにそういう選択もあります。休職としても有給です。

しかし、今の状況を見ると介護が1年で終わるとは到底思えなかったのです。

 

そして、退職する事を決めました。

今考えると、退職しても自分の才能なら直ぐに再就職出来るさ

程度に軽く考えていたのだと思います。

 

退職金は700万円ほど出て、預貯金もあるので

当座の資金に困る事がなかったのも退職の理由でした。

 

退職すると毎日介護のみの日々です。

大事に育ててくれた母親なのでそれは苦にはなりませんでした。

むしろやりがいにもなりました。

銀行に入行して以来ひたすら仕事に突っ走っていた自分を省みる時間にもなりました。

 

そして、母親は退職して2年後に亡くなりました。

その時に感じたのは退職してよく此処までやれたな、という充実感でしたね。

 

しかし、数日すると虚しさもこみ上げます。

介護も仕事も無くなってしまい、今の自分は一体何なんだろうという思いが溢れるのでした。

これで良かったんだろうか、そんな思いも湧き出して来ましたね。

これでは自分が駄目になってしまう、その気持が強くなり、

ようやく再就職活動を始めたのがそれから3ヶ月経った日でした。

 

しかし、いざ就職活動を始めると年齢の壁が強く立ちはだかったのです。

自分の才能ならなんでも出来る、そんな自信が日々砕かれます。

最後にはなんでも良いから仕事をしよう、

そんな半分諦めに似た気持ちになったのを今でも覚えています。

 

そして今、マンションの管理の仕事に就いています。

給料は激減しましたが仕事自体は銀行に比べてとても楽です。

楽さで言えば1/20程度でしょうか。

 

そんな訳で今は趣味であるスポーツや読書に勤しんでいます。

余暇が楽しめるのはこの仕事の利点ですね。

ただ、銀行の元同僚が続々と昇進していく話を聞くととても寂しい気分になるのも確かです。

介護で自分の一生の計画が全く別のものになったのも確かだからです。

 

皆様に言いたいのは、50過ぎた頃に介護が発生する事を常に念頭に置いて欲しいという事です。

お金に余裕を持っておく事も大事ですし、

いざ介護が発生した時にどう対処するかもしっかりと考えておくべきだと思います。

 

退職は人生の転機です。再就職も楽ではありません。

今現在も大事ですが、常に先々を考えておく、それもまた重要だと思います。






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