会社に勤めていて、
毎月の給料とボーナスだけを受け取っているサラリーマンの場合は、
確定申告の必要がありません。
しかし、転職をする場合は確定申告をする必要があります。
払い過ぎた税金が戻ってくることがあるので、
難しいとか面倒と言わずに確定申告をしましょう。
【確定申告をする必要のある人は】
年末調整を受けているかどうかが判断の基準になります。
年末調整とは、月ごとに徴収されていた税金を1年間(1月から12月)の納税額と比較し、
払い過ぎた税金を戻すことです。
会社に勤務していれば、会社で行ってくれます。
特に依頼しなくても行なってくれるので、いつの間にか終わっていて、
税金が戻っていることに気がつかないことが多いのです。
【年内に再就職をした人の場合】
7月までAという会社に勤務していて、9月からBという会社に再就職した場合は、
A社から源泉徴収票を送ってもらい、
B社に提出することで年末調整を受けることが出来ますので、確定申告は不要です。
【年内に再就職しなかった人の場合】
7月にA社を退職し、年内に再就職をしなかった場合は、
年末調整を受けていないので確定申告が必要です。
また、12月に再就職した場合などは
新しい会社での年末調整が間に合わないこともありますので、会社に確認してください。
【確定申告に必要なもの】
源泉徴収票 勤めていた会社に連絡して郵送してもらいます。
生命保険、地震保険の保険料を支払っている場合は控除が受けられますので、支払いの控え
再就職が決まるまでの間に支払った国民健康保険料、国民年金の支払いの控え
医療費控除も一緒に受けられますので、医療機関、薬局の領収書銀行の通帳、
印鑑
【確定申告期間】
原則として確定申告期間は、2月16日から3月15日です。
土日と重なった場合はズレます。
税務署で9時から5時まで受け付けていますが、午後は混みあいますので、
午前中に行くことをお勧めします。
税務署によっては混雑する確定申告期間中は会場を別に設けることもあります。
パソコンを使いながら職員の指示どおりに入力、記載することで、
税金に詳しくなくても確定申告をすることが出来ます。
混雑することも考えて、時間に余裕を見て税務署に行くようにします。
【税金が戻ってくる?】
月ごとに徴収されている税金は、1年間に納めるべき税金金額より多くなっているので、
払い過ぎた税金が戻ってくる可能性が高いです。
確定申告をすると申告用紙に記載した自分の銀行口座にあとで振り込まれます。
そのために銀行の通帳と印鑑が必要なのです。