離職する際の理由には
主に自己都合と会社都合の2種類があります。
その違いは、失業保険の給付時期と給付日数に違いがあります。
失業保険も保険の1つです。
その為、自分の意思で辞めた人と余儀なく退職した人では、
保険の重みが異なるため違いがあります。
自己都合とは、転職などで自分から辞める決意をするなど、
自分の都合で会社を辞めた人を指します。
また、企業が決めた定年で退職したり、
故意に会社に損害を与えて懲戒免職を受けた場合も自己都合となります。
一方、会社都合とは倒産、解雇、賃金の未払いなどで
退職を余儀なくされた場合になります。
会社都合の人は転職活動の準備ができなかった分、
自己都合の人より失業保険が給付される日数が長く設定されています。
さらに受給が開始される時期も早いため、
平均では手当総額に100万円以上の差が出る計算となります。
単純に考えると会社都合で離職した方が金額的に得に思えますが、
自分で決めれるものではありません。
しかし、離職の際に離職理由は自己都合、と勘違いされている方もいます。
以下に示すケースであれば会社都合になります。
たとえば、賃金、労働時間、勤務地、職種などの採用条件と、
実際の労働条件に大きな違いがあった場合です。
また、賃金が一定以上、低下した場合も該当します。
このように2つの離職理由には大きな差があります。
会社を辞めるからといってかならず自己都合だと思わずに
きちんと調べてから退職の意思を示しましょう。