サラリーマン時代は、年に1回、強制的に
健康診断を受けていましたね。
それが退職後になると、健康管理がおそろかになりがちになります。
ましてや自主的に健康診断を受ける人は少数派でしょう。
ですが、サラリーマンでない以上、自分の体が資本です。
健康管理にはシッカリと気を配りましょう。
各市町村では40歳以上の自営業者や専業主婦、
フリーター、すでにリタイアした人については、
基本健康診査やがん検診を実施しています。
健診費用は自治体によって異なり、無料のところもあれば、
1000円前後の自己負担が必要なところもあります。
市区町村が実施する健康診断の診断内容
問診、身体測定(体重・身長・BMI)、 血圧測定、血液検査、尿検査、 心電図、肝機能検査、胸部X線検査 ・・・など |
もう一つは、今や国民の2人に1人がかかっているがん。
ほとんどの市区町村で、検診の有効性が証明されています。
「胃がん」「大腸がん」「肺がん」「乳がん」「子宮頸がん」のがん検診を実施していて、
自営業者や主婦はもちろん、会社でがん検診が受けられない人でも、
対象年齢にさえ達していれば、検査ごとに無料あるいは
300~3000円程度の自己負担で検診が受けられるのです。
市区町村が実施するがん検診の診断内容
対象がん | 検査内容 | 対象者 | 回数 |
胃がん | 胃部X線検査 | 40歳以上 | 年1回 |
大腸がん | 便潜血検査 | 40歳以上 | 年1回 |
肺がん | 胸部X線検査 | 40歳以上 | 年1回 |
乳がん | 視触診+マンモグラフィー | 40歳以上の女性 | 2年に1回 |
子宮頸がん | 頸部細胞診+内診 | 40歳以上の女性 | 2年に1回 |
実は、日本でのがん検診の受診率は低く、
例えば、自治体で実施している乳がん検診の受診者は、
いまだに全国で10%前後といいます。
欧米では、マンモグラフィー検診を実施したことによって、
乳がんによる死亡が20~30%減りましたが、
日本では、検診受診率も低いことから、乳がん死亡は増える一方です。
女性に限らず、男性もがん検診を積極的に受けるようにしましょう。