退職後に傷病手当金を給付するには健康保険を任意継続する必要があるのか?

 

退職後に傷病手当金を給付するには

「健康保険を任意継続する必要があるのか?」

と疑問を持っている人もいるでしょう。

 

退職後も継続して職場の健康保険に加入ができる「任意継続被保険者」の制度があります。

しかし、任意継続した後に、病気やケガになった場合は傷病手当は支給されません。

傷病手当は、在職中に病気やケガの休業がもとで給料が減った時に利用できるものだからです。

 

ですから、退職前から受給していた傷病手当金であれば、会社を退職し健康保険の資格が無くなり、

保険料を支払う必要がなくなった後も引き続き保険給付として受給できます

 

退職後は、病気に備えて任意継続保険や国民健康保険に

加入しなければなりませんが、この傷病手当金に限っていえば

任意継続保険や国民健康保険に加入しなくても、支給し続けることができます。

 

傷病手当金は保険制度から支給されている訳ではなく、

あくまで、在職中の健康保険の保険者から支給されているためです。

 

退職後に任意継続保険に加入しなければ傷病手当金の継続ができないと

思っている人もいますが、それは誤解です。

実は、健康保険法が平成19年4月1日に改正され、傷病手当金に関しても改正されたのです。

 

 

【平成19年3月31日以前】

昔は、退職後に傷病手当金を受給する方法が2つありました。

ひとつは、退職後も任意継続保険に加入する方法です。

もう一つは「資格喪失後の継続給付」として傷病手当金を受給する方法です。

 

問題点は、任意継続する場合、

例えば協会けんぽの場合は、標準報酬月額が28万円に固定され、

これに基づき保険料も傷病手当金日額も決定されることとなります。

 

標準報酬月額が50万円の人も28万円に強制的に引き下げられ、

それに従い傷病手当金日額も低下しますので、これを避けるために国民健康保険に加入し、

「資格喪失後の継続給付」として傷病手当金を受給する人がいました。

 

 

【平成19年4月1日以降】

上記の問題を解決するため法が改定され、

現在は、退職後に傷病手当金を受給する方法は1つだけです。

資格喪失後の継続給付」として退職後も傷病手当金を受給する方法です。

 

退職後に任意継続保険に加入しても、

傷病手当金という給付がなくなりましたので、退職後に任意継続保険に加入し、

新しく傷病に罹り労務不能状態になっても傷病手当金は支給されません。

 

つまり、退職後に任意継続保険や国民健康保険に加入する必要はなく、

例えば、家族の扶養者になったとしても、傷病手当金の継続給付は可能なのです。






お金の心配をしないで会社を退職して傷病手当金を受給する方法

退職後も傷病手当金を受給し続けるには、
退職前から受給を開始しておく必要があります。

傷病手当金を確実に受給したい人の為に、
複雑な手続きに一人で不安にならない為の、
傷病手当金受給マニュアルがあります。

傷病手当金受給マニュアル


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退職後に傷病手当金を給付するには健康保険を任意継続する必要があるのか? への1件のコメント

  1. 中島 明子

    介護職です。腰椎骨折で休職中です。現在は傷病手当受給中です。4ヶ月になります。
    復職の目処が立たつまでもう少し時間がかかりそうですが、少し居ずらい雰囲気になってきたため、退職も考えています。
    退職した場合は、受給継続の手続きをしようと思っています。
    その場合の社会保険の継続加入は可能でしょうか❔継続できたとして、退職後は会社負担分も自分で払うことになるのでしょうか❔
    現在は、支給された給付金から、自己負担分だけを振り込みで払っています。

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