傷病手当金で助かった事

障害者支援団体に属しておりました。

事故などの影響で脳障害を持つ利用者の職業支援などをするとともに、

施設内外で一緒に行動をすることでの支援活動もありました。

 

仕事に対して別段不満があった訳でもなかったのですが、突然うつ病にかかってしまったのです。

うつ病に対しての知識不足から精神科に行くまでにかなりの時間を弄してしまい

精神科を受診した時には病状は悪化してしまっていました。

 

医師に相談したところ仕事への復帰はそう簡単なものではなさそうで、

長期戦を覚悟しろと言われました。

 

団体にはその旨を伝え通院療法を始めましたが、

医師の指摘通りで病状は悪化の一途で仕事への復帰どころではありませんでした。

 

金銭的にもピンチになってきた時に団体から連絡を貰い、

傷病手当を適用して貰る事が出来ました。

 

その時点では他人の世話は無理ではあったものの、

市役所などでの手続きはかろうじて出来る状態でした。

 

傷病手当の手続きは社労士がやってくれましたからなんの問題もありませんでしたが、

仕事に復帰出来なかった時の事は自分でやるしかありませんので

多少なりとも情報収集がその時に出来た事が後で役に立ってくれました。

 

うつ病の経過は悪化の一途で、投薬は効果があるのかが疑問に思えるほどでした。

それどころか違う症状がどんどん表れてしまい、治療の方針がまとまらないほどでした。

 

その状態が一年半ほど続き、傷病手当の期限が来てしまいました。

団体には復帰のメドが立たない旨を伝え、場合によっては離職する考えもある事を伝えました。

 

その時点では電話をすることすら難しくなっていましたので、

復帰は事実上頭からは消えていました。

 

通院が出来なくなったのはそれから三か月ほど経った時でした。

予約日に体調が良くなければ病院まで行くことが出来なくなったからです。

 

電話でその事を病院には伝えましたが、主治医と直接話すこともできませんから、

なんのアドバイスもなく自宅療養に切り替える事になりました。

薬もなくただ寝ている生活になり

いよいよ生活費の心配をしなくてはならなくなりました。

 

団体にはこれ以上迷惑をかけたくないという気持ちと、

うつ病からくる億劫さもあって退職する事にし、生活保護を受ける覚悟を決めました。

というのもまだ症状がましだった時に色々と情報を収集していて、

今後自分に出来る事はある程度は自覚していたからです。

 

社会保険事務所では傷病手当の延長手続きに対しての情報を貰っていたおかげで

社労士に延長を頼むことができましたし、

それ以外の援助のシステムにどんなものがあるかくらいは知ることが出来ていました。

 

退職後何も出来ない状態が一年ほど続きましたが、たまには起きられる状態なってきました。

調子がいい時には市役所で生活保護の申請をしようと思いましたが、

手続きのハードルが高く一人では無理だと自覚せざるを得ませんでした。

 

福祉関係の団体にも相談しましたが、

精神病での申請のハードルは高くなる一方だと教えてもらいました。

不正受給が問題になったからだそうです。

 

そうはいってもこのままでは生活する事は無理だと思い、

生活支援のボランティア団体などに相談して自治体からの治療援助の事を知る事となりました。

医師からの診断書が要件を満たしていれば

医療費の援助と生活支援金の様なものがもらえる制度で、

うつ病であれば要件を満たすことも分かりました。

ただ診断書を貰うための通院が必要なので、すぐにという訳にもいきませんでした。

 

その後調子のいい時に病院に連絡を入れる事が出来、診断書も無事に受け取ることが出来ました。

その診断書をもとに申請をするのにも、ボランティア団体の助けを借りなければなりませんでした。

 

申請後三か月ほどで承認され医療費は自己負担ゼロにしてもらう事が出来ました。

まだ通院は無理な状態でしたが、とりあえず医療費が無くなる事で安心感だけはもらえました。

 

その後通院を再開できるまでにまた半年かかりましたが、

再開出来た事が自信になった事は私にとって大きな事でした。

 

通院をするだけでは生活費を得る事は出来ませんので、

それからまた自分で情報を集め始め障害者手帳の事を知る事となりました。

指定の医師の診断書があれば障害者手帳が交付され、生活援助金がもらえるのです。

 

時間はかかりましたが申請は承認され手帳が交付されました。

手帳の交付の際に市の職員から言われたことは、障害者年金の事でした。

どういうものなのかを聞くと、障害者がその障害の為に就労できない時に申請でき、

過去にもさかのぼって申請できるものだという事でした。

 

現在ではその申請をすることで障害者年金をもらう事が出来、

何とか生活が出来るようになれました。

 

属していた団体でも手帳を持っているのは当たり前だったと思いますし、

病気理由でいろいろな相談をした時にも

その事を何故知らせてもらえなかったのかが不思議でしょうがありません。

 

もし傷病手当金で情報収集をする時間を貰えなかったらどうなっていただろう

と今でも不安感に襲われます。

予期しない事に見舞われることは仕方のない事ですが、

対処方法を知っておかなければ何も出来ない事も事実です。

 

私の場合は巡りあわせが悪かったとも思いますが、

最終的にはすぐに対応してもらった傷病手当が最大の助けになってくれたと思います。






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