専門学校の教員やめた

私は、ある地方の専門学校教員として教壇に立っていました。

以前は中学校で臨時教員として採用されていましたが、

今後の夢を叶えるには幅広く使えるスキルも必要になるのではと考え、

会計を学びに専門学校に入学しました。

 

一年次が終わる頃、教職経験があること、教員免許を持っていること、

専門学校学生として校風を理解していること、

そしてこの専門学校で私の教えていた分野についていた教員が退職されるということもあり、

教務部長(一応授業もいくつか持っている先生でもあります)から声をかけて頂き、

晴れて専門学校中退、そのまま学び舎に就職するという、

あまり信じられない状況で職を得ました。

 

専門学校の教員の仕事について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

授業や学生の管理は当然です。

それ以外にも学校の運営にかかわる仕事

(例えば行事に関する施設のアポ取り等々)があります。

そう、思ったより普通なのです。

 

そんな専門学校をなぜ辞めたか。

専門学校教員になって四年目、私は入学したばかりの一年生担任をしていました。

すでに入学から卒業までの1クールを経験していたので、特に不安などはありませんでした。

むしろ、新しい生徒ができるということにワクワクさえしていました。

 

その中に一人、今でも忘れることのできない学生がいます。

私が退職を決めたきっかけを作った学生です。

 

その学生とは、趣味や感性の面でとても似通っていました。

バンド経験があり、似たジャンルの音楽をしている、

正直そこだけでもかなり話を弾ませることができましたが、

それ以外にも生き方や考え方が本当に同じ学生でした。

 

入学後、学生一人一人と個別に面談をしていくのですが、

私は担任という建前上、すべての学生に対し、

「専門学校は二年間籍を置く所ではない、夢を持って今後を考え、

中退してでも就職することを考えてやっていかなくてはならない」

と話していました。

これは私のいる学科が公務員系を目指す学科だということも理由の一つです。

卒業よりも、一人でも多くの学生を公務員にすることがミッションなのですから。

 

その学生との面談の時も、同じ内容のことを話していました。

多くの学生は「頑張ります」など言う程度で終わるのですが、

その学生は「先生の夢は何かありますか?」と聞き返してきました。

一人でも多くの学生を公務員にすることではなく、人としての夢は何かという問いでした。

 

私はしばらく答えられませんでした。

学生には夢をもって云々と言っているにもかかわらず、

自分自身に問われた時にはそれが答えられませんでした。

初めてこの仕事に対する矛盾点に気づきました。

 

確かに学生の成長を見守り、夢を叶える補助をする、素晴らしい仕事です。

それも私個人の夢でしたが、彼に問われた時、そんな建前の夢ではなく、

もっと大きな、目を輝かせて話せる大きな夢はないのかと聞かれたような感じがしました。

 

思い返してみれば、何のためにあの時専門学校に入学したのか。

私はあの時、夢がありました。

自営業で自分にしかできない仕事をし、

それで色んな人に笑顔になってもらいたい、それを仕事にしたい。

四年間忘れていた夢でした。

この学生の一言で、久しぶりに思い出しました。

 

それからというもの、私は矛盾を抱えながら教壇に立ち続けました。

夢を追いかけろと言いながらも全く追いかけられていない自分がいる、そんな毎日でした。

 

その年の8月、学科長と面談をする機会がありました。

私は思い切ってその話をしました。

学科長はただ黙って話を聞いてくれましたが、それに関する良い返事は貰えませんでした。

 

というのも、当時私が担当していた授業はかなりの数です。

イメージしやすいように高校の科目で上げるとすれば、

地理、日本史、世界史、政治経済、現代社会、倫理、国語、体育、

他の学科には簿記を教えに行っていました。

この教科を一人でやっていましたが、

それに対応できる人材は少ないと言われたのを覚えています。

しかしそれで引き下がることはできませんでした。

 

その翌日、校長に直々に話をしに行き、合わせて教務部長とも話をしました。

これ以上は私にはできない、夢を追えと話しながら

自分が夢を追っていないのは明らかにおかしい、と。

この三者面談が決定打となり、私は年度末に退職することとなりました。

 

当時担当していたクラスの学生には、他の先生方では教えることができない

「意地でも夢を追う」という方法をリアルに教えた形になります。

 

今現在、収入の面で不安はありますがやりたかった自営業ができています。

人を笑顔にすることができる仕事です。

まだまだ改善させるべきところは多く、

この業界では一年生ですが、まだ夢を追い続けていきます。

 

次の夢は、この業界で私が住んでいる地域でのナンバーワンです。

夢だけで退職をしたような形にはなりますが、私はこれで良かったと思えています。

毎日ストレスなく、そして様々な笑顔に出会うことができ、充実しています。

 

迷っている方に向けてのアドバイスですが、『勢い』も重要とアドバイスしたいです。

不安な部分は多いとは思いますが、思った以上に何とかなるものです。

長文になりましたが、ここまでありがとうございました。






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