私は、長年正規職員の仕事を続けてきました。
主人も、もちろん仕事をしているため、4人の子供をかかえ、
とにかく忙しく過ごしてきました。
収入は2人分、ボーナスもあるので、生活の心配はありませんでした。
そんな私が退職を決めたのは、子どものためでした。
末の女の子が情緒不安定になり、様子がおかしくなったのです。
仕事をやめなくても、なんとか乗り切ろうとも思いましたが、
子どものために、生活のためにと働き続け、
我が子の悩み苦しみに寄り添う時間もなく過ごすこの生活は
いったい何なのだろうと考えました。
不安定は娘の様子を見て、家族みんなで、どうしたものかと泣きました。
家族のみんなが、私が仕事を辞め、しっかり娘に寄り添うことを賛成し、
職場には3か月前に申し出ました。
辞めるとなったら、今まで、お金の心配なくざっくりと過ごしてきていたので、
生活して行けるかどうか・・。
つけたことのない家計簿をつけ始めました。
そして、1年は過ごせるよう、100万円の貯金を退職までに、用意することにしました。
末娘は小学生ですが、長男は高校生。
次男、三男は中学生。
とてもたくさんのお金が出ていきます。
そして、私の住民税、年金について調べました。
住民税は前年度の収入によるので、かなり高額。
年金は、とりあえずは失業保険の手続きをすることにしたので、
収入もあるということで主人の職場からアドバイスを受け、
国民年金に加入し、今後、様子を見て、主人の扶養に入るか、
短時間の仕事を探すかしようと考えることにしました。
治療中の歯にもまだまだお金がかかるし、車の税金、
保険、家の固定資産税、学費、様々な会費、習い事の費用・・
とにかくいったいいくらのお金がかかってくるのか、不安でした。
救いは、長年務めたので、わずかながら、退職金がうけとれることでした。
一か月後の振込ではありましたが、とても助かりました。
失業手当は、3~4か月後に受け取りなので、あてにせず、貯金で賄っていくしかないので、
退職までの100万の貯金は、我が家には、必要経費でした。
利率の良いところに預けている貯金もありますが、
とりあえずは、手を付けず、1年をすごしてみることにしました。
退職してみて、こどもに、おかえりと言ってあげられる生活ができるようになりました。
自営業の実家を手伝う時間も出来ました。
娘の状態が落ち着いたら、また一生懸命働きたいと思いますが、
今は時間を得たので、子どもに時間をかけ、そして、
時間がある今だからできる、再就職できた時に役立つ資格取得の勉強もしようと思っています。
失業保険の取得には、様々な条件があることを知りました。
働く意思があり、働ける条件であること。
娘の様子により、長時間は無理でも、短時間ならなんとか仕事が出来るかもと思っていますが、
担当の方にくわしくつっこまれると、受給資格はないということになりそうで、ドキドキしました。
失業保険の受給を考えるときは、前もって、予習し、
受給資格があるとみなされる受け答えができることが必要だと思いました。
退職は、生活が変わり、不安もありましたが、新たな生活の始まりでもあります。
不安になるより、前向きに今を大事にし、進んでいきたいと頑張っています。