退職後に傷病手当金の申請をしました

私の病気は双極性障害です。

双極性障害というのはこの会社を辞めてから主治医にそう診断されたのであって、

辞める時には、うつ病という診断でした。

 

うつ病と双極性障害はよく似ていますが、処方する薬は全く違ってきます。

双極性障害の人にうつ病の薬は効きません。

躁状態の時の対応が出来ないからです。

なので、この会社を辞めてから薬の処方が一変に変わりました。

 

退職の理由は、躁状態の時に勢いで、

常日頃から気に入らなかった上司にぶち切れてしまい突発的に辞めてしまいました。

まあ双極性障害にはよくある症状の一つです。

 

傷病手当金を受給するまでの苦労は、私はきっと数少ない方だと思いますが、

退職後に障害手当金を申請し、1年半の間受給する事ができました。

 

というのも、傷病手当金というのはイメージとして

在職中に病気や怪我で働けなくなり休職するような場合の救済措置だと思っていたからです。

退職後に傷病手当金を受給しようと思ったら、沢山の受給要件があります。

まずそちらの方をよく勉強して、理解しておくのが大切かなと思います。

 

私は完全に退職をした後に、役所の福祉課の方から

「その条件だとおそらく障害手当金がもらえると思うから会社と交渉してみたら?」

と言われ、嫌々ながら会社に連絡をしました。

というのも、あまりいい辞め方ではなかったからです。

 

案の定、経理の女性の方には、

「障害手当金というのは在職中に病気でお休みする方に支払われるものなので、

あなたの場合はもう完全に辞めていて、

わが社とは何の関係もないのでお支払いする事はできません」

とけんもほろろに電話を切られました。

 

そう言われた旨を病院の先生に伝えて確認すると、

退職後に障害手当金を貰える条件をもう一度調べながら、

「おかしいなあ、条件的には該当するんだからもう一度そのことを伝えて交渉して見たら?」

と言われ、電話したくなくて、もう泣きそうになりながら電話をしました。

 

するとまた、同じ経理の女性が出てきて、

こちらがいくら受給できる旨の条件を伝えても、すべてスルーされてしまい、

とにかく受給できないの一点張りでした。

 

また先生に相談し、そしてもう一度チャレンジしました。

もうその頃には、受給できようができまいが私はどうでもよくなっていました。

 

次に出てきたのは社長でした。

社長は申し訳なさそうに優しく言いました。

「この制度は在職中の人に当てはまるものだから、もう辞職してる方には該当しないんだよ」と。

 

私は先生に言われた受給要件を伝え、

「それによると受給資格があるようです」

と弱々しく言って電話を切りました。

 

すると、しばらくして社長から電話があり、

「私たちの勉強不足でした。あなたには受給する資格があるようです。すぐに書類を作ります」

と、やっとのことで嬉しい返事が頂けました。

 

でももうこの頃には私はへとへとでした。

 

 

会社に必要書類を書いてもらい、申請すると無事受給する事ができました。

受給中の生活はほとんど家に引きこもり、寝たきりの生活でした。

家を出るのは近くのコンビニに食料と水を買いに行く時だけでした。

段々と体力が無くなってくるのを自分でも感じていましたが、どうすることもできませんでした。

 

うつ病から双極性障害の治療へと移行したものの、

受給中には先行きの不安なども出てきてパニック発作などを引き起こすようになり、

近所のコンビニに行くのでさえ苦労するようになりました。

 

事前にパニック防止の為に抗不安剤を飲んで

20~30分して効果が十分に出てくるようになってから

コンビニに出発したりする日々でしたが、

それでもコンビニのレジでパニック発作が起きるようになりました。

 

食料調達の手段が怪しくなり、本当にこの先どうなるんだろう、

という不安しかありませんでした。

 

傷病手当金が支給される1年半の間と、

それが切れたら自分の貯金を切り崩しながら生活をしていました。

トータル3~4年でしょうか。

この間ほとんど寝たきり状態でした。

 

そしていよいよ貯金も底をつきかけた頃には、

病院に懸るお金ももったいなくなり通院もしなくなりました。

通院もしない、薬も飲まない生活で、

この先自分は一体どうなるんだろうという漠然とした不安と戦う内に、

症状は良くなるどころか悪化する一方でした。

 

受給していた期間は1年半で、毎月傷病手当金支給申請書を提出しなければなりません。

 

傷病手当金を申請する方へのアドバイスは、

私は退職後に申請をしたので、在職中に申請する方のことはよく分かりませんが、

退職後に申請をするのはほんの少し勇気がいるかもしれません。

特に、いい辞め方ではなかった場合は会社にも電話しにくいし、

そうはいっても1年半もの間、収入があるというのは大きなことだし、いろんな葛藤が生まれます。

 

私が経験したように、退職後にも受給できるということを知らない経理の方なども多いので、

自分でしっかりと受給要件を理解して相手に伝える努力も必要になります。

 

回復してから仕事復帰するまでのことは、

なんとか病院に行って、また体調の安定した生活を取り戻さなければいけないと思い、

でもどこに相談したらいいのか分からなかったので、市役所へ相談に行きました。

 

福祉課を紹介され、週に1度通院しながら、福祉課の人とお喋りをする時間を設けてもらい、

社会復帰への第一歩を踏み出しました。

初めの内は体調も悪く、週に1回福祉課へ行くことさえ出来ない事が多かったですが、

だんだんと体力もつき、福祉課の人といろんなお喋りをする中で、就職への意欲も沸いてきました。

 

一度、以前の会社と同じ業務内容の一般企業へ一般採用枠で履歴書と職務経歴書を送り

面接を受けたのですが、見事合格してしまい、

逆に私の方が戸惑ってしまい、

週5日通勤できる自信がなかったので自分からお断りをしてしまったことがありました。

その頃はまだ、週に1度家から出る程度の体力しかなかったので自信がなかったのです。

 

福祉課の人と話すうちに、A型作業所、という物の存在を知りました。

障がい者手帳を持っている人たちが社会復帰の為に働いているところだと知りました。

まずはこうしたところで生活リズムを整えて、それから自信ができてきたら就職するのもありかな、

と思い、家から近かったA型作業所に通う事に決めました。

 

病院の先生は、私はA型作業所じゃなくて普通の一般企業でバリバリ働ける人だと思うけどなあ、

と言って特に賛成はしてくれませんでしたが、

私の中ではA型作業所に行くのはもう確定事項になっていました。

 

今はA型作業所に通い始めて1年半ほどが経ちますが、

作業所の母体の企業から私を社員にしたいという内定のようなものを貰っていて、

先行きの見通しも立ち、精神的にも安定して働けています。

週に5日、一日4時間半働いていて、生活リズムも整ってきて病状も安定してきました。






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