思ったより労力も時間もかかる傷病手当金

大学を卒業後、新社会人として会社に入ったものの多忙な職場で仕事に付いていけず、

人間関係も複雑でなかなか馴染めないでいました。

気の合う同僚もおらず、相談する相手もいなかったのでどんどんストレスが貯まる一方で、

夜もあまり眠れなくなくなっていました。

 

ちょっとヤバいと感じメンタルクリニックの通院を検討しましたが、

会社の帰りに行けそうな病院は全て予約がいっぱいで、

初診だと3ヶ月から半年ほど待たなければいけないと言われ結局行けずにいました。

 

結果ストレスは買い物に向かい、

ブランドものの服やアクセサリーを毎月10万以上買うことが多くなり、

少しずつ貯めていた貯金は、ほとんど無くなってしまいました。

 

すると、ある朝、突然ベッドから起き上がれなくなり、会社に行けなくなりました。

何とか予約の要らない病院を探して行ってみると鬱と診断され、

そのまま休職することになりました。

 

貯金も無いので収入が無くなったら困ると思いましたが、

会社に傷病手当金の事を紹介され、

給料は出ないけど傷病手当金があるから大丈夫ですよ

と言っていただいたので安心していました。

 

休職して1ヶ月ぐらい経った頃、傷病手当金の申請の案内が会社から来ました。

鬱病なので、何事にもやる気が出ず記入に取り掛かるのもかなりの労力が要りました。

自分で書かなければならない欄を記入し、

主治医が書く欄も記入をお願いしたのちに、会社に提出しました。

この後、健保にて審査が終わり次第振込されると教えていただきました。

 

2週間ぐらいで振り込みがあるのかなぁ、

なんて楽天的に考えていたのですが、

2週間過ぎても3週間過ぎても何も音沙汰がありません。

 

どうなってるのかなぁ、と心配していると同時に会社から封筒が来ました。

審査の結果かと開けてみると、会社への振込の依頼でした。

給与明細が同封されており、支給の欄にマイナスが付いていました。

 

どういうことかと問い合わせてみると、

給料から天引きされていた健康保険料や厚生年金料などを、

給料がない状態なので会社が立て替えてくれているとのことでした。

 

数万円でしたが、給料がない状態で傷病手当金の振込もまだだったので、

会社に謝って振込を待っていただけないかのお願いをしました。

快く了承してくださいましたが、その後1ヶ月経っても手当金は振り込まれません。

 

次の月もまた、会社が立て替えてくれたお金の請求がきました。

振込はまだですかと、会社から催促の電話があったので、

平謝りして手当金の振込がまだの事をお伝えしました。

 

申請がどのような状況なのか尋ねてみると、

会社から健保に提出は済んでいるので健保での審査中とのことでした。

健保にも問い合わせてみると、最初の支給は健保での審査に時間がかかるので

1~2ヵ月かかると言われてしまいました。

 

思わず、「えっ!」

と言葉がこぼれてしまいました。

 

正直、審査がそんなに時間のかかるものだとは思っていませんでした。

実家暮らしだから何とかなったものの、

一人暮らしだったらどうなっていたのだろうと考えると怖くなりました。

 

その後も会社からの催促の電話はたびたび鳴り、その度に平謝りして精神を削られました。

結局のところ、申請書の提出から3ヶ月ぐらい経ってようやく手当金が振り込まれ、

会社に立て替えて頂いたお金も支払うことが出来ました。

 

精神的に参って鬱になり休職していたのに、

お金の事が常に心配で気になって、なかなか休養に専念出来ませんでした。

 

現場の同僚にも、お金を立て替えてくれている会社にも迷惑をかけてしまっているので、

何とか早く復帰したいと焦れば焦るほど空回りしているような状態でした。

 

一年ほど受給して復帰しましたが、その会社は結局辞めることになりました。

 

病気やケガなどは急に起こるものなので休職することなど普段は意識しませんが、

傷病手当金は、最初に頂くまで手続きに労力が要る上に、

かなりの時間がかかることを頭の片隅に入れておいて欲しいです。

 

病気で休んでいる状態なので手続きに取り掛かるのは後回しになりがちですが、

少しでも早く手当金の支給がされるように出来るだけ早く記入をして

会社に提出することをオススメします。

 

今まで働けなくなったことも無かったので計画性のないお金の使い方をしていましたが、

お金を使い過ぎずに普段から貯蓄をして、

数か月間収入が無くなっても生きていけるようにしなければならないと、

考え直すきっかけにもなりました。

 

鬱は回復はしても、完治することはないので社会復帰には時間がかかりました。

結局、元居た会社には馴染めなかったので、退職して短い時間のパートから始めることにしました。

週2の短時間の仕事から始め、少しずつ慣れてくると時間を増やし、

今はようやくフルタイムで働くことが出来るようになりました。

 

労力も時間もかかったものの、

傷病手当金があったからこそ働けなくても生きていくことが出来て、

社会復帰も果たせたので感謝しています。






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