私は派遣で働いていましたが、3月の末にくも膜下出血で倒れ、緊急手術を受けました。
派遣先の期間はあと3か月残っていたのですが、
さすがに脳の病気では復帰は難しいだろうという事で、そのまま退職になりました。
夫が高額医療の申請や、傷病手当の申請を始めたのですが、
まず大変だったのは、退職扱いですので国民健康保険か社会保険の任意継続を選ばないといけません。
派遣会社からは、それぞれに電話して大体の金額を確認してから安い方に決めないとだめだよ、
とアドバイスを受けたので、確認したところ、自分は任意継続の方が安かったので、そちらにしました。
そして、任意継続の申請も終わり、5月に入ったので、4月分の傷病手当を申請するため、
まず入院していた病院に申請する書類の記入を頼まなければいけません。
『この人、病気でまだ働きに出れないから手当出してね』
といった証明を病院の担当医に書いてもらわらないとならないのです。
私の場合はそれに2週間かかりました。
先生が1人しかいないため、書類がたまってて時間がかかるとは言われていたのですが、
こちらも生活がありますし、支払いは待ってくれませんから…
2週間かかってやっと書類ができたと連絡が来たら、
今度は派遣先にも記入や印鑑を押してもらったりするために持って行かなければなりません。
それも「すぐにください」とは言えないので、「できたら連絡しますね」という言葉に
「よろしくお願いいたします」と言うしかないのです。
そして、そちらは比較的早く次の日くらいには連絡が来たので、
それを持って傷病手当の申請に保険協会の事務所へ持って行きました。
それがもう5月の下旬でした。
申請書の提出から、実際に支給される日を聞いたところ、「早くても2週間ぐらいかかります。」との事でした。
正直「4月分の支給が6月かぁ…」とがっくりしましたが仕方ありません。
支給されるだけありがたいと思い、今度は金額を確認しました。
「だいたい、過去1年分の1か月平均の30分の1の金額の6割を30日で掛けた金額ですね。」
「そうですか。ありがとうございます。」とにっこり笑って帰りましたが、
『ざっくり過ぎる…』と心の中では思っていました。
ざっくりと計算してもそれなりの金額だと思ったのですが、
傷病手当なんて貰ったことないので、本当に大きい病気の後とはいえ、
働きもせずに家に居てこれだけの金額が当たるのか?と不安になりました。
しかし2週間たっても振り込まれる気配もないので、保険協会の事務所へ電話で確認すると、
「早くても2週間ですので、遅くなって3週間とかかかる時もあります。」との事
「色々な支払いなどありますので、金額だけでもおしえていただけますか?」と聞いたところ、
「本人様であっても、支給金額はお教えできません。」だそうです。
そして、申請後18日が経ってようやく第1回の傷病手当が振り込まれました。
ざっくりと計算した通りの金額でした。
病気で仕事ができないとはいえ、6割でも支給されるだけで本当に助かりました。
確かに手間も時間もかかりますが、もうしばらくは頼らなくてはならないので、
月初めすぐに行動を開始します。