私自身の体験談です。
うつ病と診断され休職しました。
傷病手当金の申請方法は、当初かかりつけの精神科医から
「傷病手当の制度」を教えてもらい、
標準規格の用紙を渡され説明を簡単に受けてそれを会社に提出しようとしたところ、
当時勤務していた会社は上場企業でそれなりの規模だったこともあり、
標準規格を踏まえた社内用の用紙がありました。
自身が実家暮らしで支出が一人暮らしより少なかったこともあり、
休職してから3ヶ月ぐらい経ってから会社の自部門の事務全般をやってくださっている方に話を切り出したので、
その方から「もっと早く聞いてくれればよかったのに。すぐ手続きするね。」と言って頂きました。
新卒7年目ぐらいだったので、まさか私が傷病手当のことを知らなかったとは思っていなかったらしく、
その方はかなりびっくりされていました。
私の場合は、確か自部門の上長押印で承認後に自社の健康保険組合に提出だったんですが、
上長が部門長だったので、さらっと目を通した後は押印作業は事務全般をされている方が
代理押印していたように思います。
その方が産業カウンセラー資格も取得されていたり、
部門内の管理職が変わってもその人がいれば大丈夫と言われるぐらいの方だったので、
本当にあっという間に申請が受理されて、元々すごい方なのは分かっていたんですが、
改めて仲良くてよかったと思いました。
通常の支給額は2/3ぐらいですが、社内制度で7割支給と定められていたので、
私の場合は働いているときよりも金銭に余裕があったように記憶しています。
傷病手当金を申請する方へ向けてのアドバイスとしては、
1.休職が決定したら、その足で事務をされている方にすぐに相談に行くこと
2.休職期間中は家にこもる期間は出来るだけ短くし、
散歩を毎日するなど運動を心がけてください。太り始める前にです。
予想以上に通勤は疲れますし、かなり体力も落ちています。
筋力も落ちてますので、一度ついた脂肪は以前のようには落ちません。
休職期間が1年以上と長かったこともありますが、うつ病の方向けのショートステイに3ヶ月通い、
復職前に3回ほど朝の通勤時間に会社近くまで行ってコーヒーを飲んで帰ってくる通勤訓練も行いましたが、
復職後3ヶ月程度で退職にいたりました。
当時の知識では仕方なかったのですが、もし今同じ状況になったら
どんなに気分の落ち込みが激しくても無理やり散歩に行きます。
その方が後々自分が楽になりますので。
2008~2009年当時と現在(2015年)では働く環境も異なっていますし、
会社の企業風土やそれまでの会社関連の方たちとの関わり方でも違うと思います。
自分が所属している会社がそこまで魅力的でなく復職する気持ちが少なくとも、
今後を考える時間は必要だと思いますので、
休職・傷病手当金制度が利用できるのであれば利用すべきだと思います。