私がうつ病と診断されたのは2011年の11月のことでした。
管理職についていたこともあり、日頃から部下の悩みやメンタルヘルスのケアに努めていたのですが、
自分自身のケアには無頓着でした。
自分なりに一生懸命だったのですが、ケアレスミスが続き、成果も目に見えて下がっていきました。
そんな自分が許せなくて、さらに遅くまで頑張って挽回しようとするのですが状況は悪くなるばかり。
そうしているうちにある日、突然仕事に行けなくなり、休職となりました。
傷病手当金の手続きは、会社がすべてやってくれました。
金額は給料の約2/3の26万円が支給されたので、金銭的な面での不安はありませんでした。
少し休めば復帰できる、そう思っていました。
でも、休んでいる間もずっと仕事のことを考えてしまいます。
あの時どうしてあんなことをしてしまったのだろう。
ああすればよかった、こうすればよかった、そんなことをずっと考えてできなかった自分を責めてしまいます。
そのため、休んでも症状は良くならず、3ヵ月後の契約更新時に退職となってしまいました。
傷病手当金は継続して1年6ヶ月支給されます。
3ヶ月での回復はできなかったけれど、あと1年と3ヶ月で復職できるようになりたい。
でも、とりあえず、しばらくはゆっくり休んで仕事のことは忘れようと決めました。
通常、退職した場合は失業保険がもらえます。
ですが、私は傷病手当金をもらっています。
それは、病気で仕事をすることができないということを意味しているので、
失業保険を併用してもらうことはできません。
そのため、ハローワークへ行って、失業保険の受給期間の延長の手続きをしなくてはいけません。
そうすれば、元気になって傷病手当金がなくなっても失業保険の受給申請が可能になります。
そのあたりのことは、退職する際に人事の方に教えていただきました。
初診の日から2週間もしくは1ヶ月に1度は通院をしていました。
薬の調整をするのですが、次第に薬の数は増えていきます。
通院の頻度と薬の量で、医療費がかなりかかっていました。
3割負担というのは、結構きつかったです。
私はそれを1年近く支払っていたと思います。
私の病名はうつ病だったので、実はそれを支援してくれる制度がありました。
「自立支援制度」というのですが、その受給者証を持っていれば医療費が1割もしくは負担なしになります。
1年ほど経ってから、医師からそういう制度があることを聞かされ手続きをしました。
1年ごとに更新手続きをしなくてはいけませんが、病院と薬局での負担は軽減されたので、
金銭的な心配はなく治療に専念できました。
傷病手当金をもらい終える1年6ヶ月で仕事に復帰するつもりでしたが、そう簡単にはいきませんでした。
発病から6年が過ぎた現在でも薬は飲んでいます。
ですが、自分から病気のことを言わなければわからないところまできました。
これから徐々に減薬していき、寛解を目指すところです。
新しい仕事は、地元の小さな図書館でのアルバイトです。
これまでの仕事に比べれば本当に簡単ですが、体力が落ちていたり、
あまり人と接していなかったこともあって、当初は大変でした。
それでも、ゆっくりゆっくりとできることが増えてきて、自信も少しずつついてきました。
通信教育で図書館司書資格も取得することができ、新しいステップアップの道も見えてきました。
今、病気になったことを不幸だったとは思っていません。
人生を見つめ直すいい機会を与えてもらったと思っています。
その間、いろいろな制度やたくさんの人に支えていただきました。
そのことも忘れずに、これからの人生を歩いていきたいと思います。
長谷川 由美
退職してから傷病手当金がある事を知りました。在職中に、うつ病と適応障害になり、辞めたい時もありましたが、休職できるか聞いた所、会社から、退職勧奨的な保険証を早く返してくれみたいな事を言われました。皆さんに迷惑かけると思って辞めたのですが、離職票には、勝手に自己都合扱いになっていて職安では、うつと適応障害があるから、受給期間延長申請を勧められて申請しました。今、国保に入っているのですが、傷病手当て金は貰えるのですか?
木村明義
鬱病で、3年になります。傷病手当てを、支給される金額がわかりません。基本給¥282600なんですが。どのくらい、支給されるんでしょうか?教えてください。