ありがたい社会保障制度

今年に入り早々に、父が体調不良で緊急搬送されました。

検査をした結果、門脈血栓症による、腸管虚血症と診断され、

小腸が一部壊死しており、その日のうちに緊急開腹手術が行われました。

 

一命は取り留めたものの、一時はICUに入り、

ここから我が家の長い闘病生活が始まりました。

 

腸管虚血症になった原因は、

父は元々、慢性肝疾患を抱えていたのですが、そちらの合併症が原因でした。

入院生活中には、他にも色々な合併症が見つかり、すぐに会社に戻れる状況ではなくなりました。

 

手術をして2、3日後に父の会社の社長が、

お見舞金と傷病手当金申請書を持って、病院を訪れて下さいました。

 

社長は、「健康保険組合に入っているから、いくらか振り込まれるから。

元気になったら、また戻ってきてね。なんでも頼ってね。」

と言って下さり帰って行きました。

 

長い闘病生活になると、あらかじめ会社には伝えていた為、

その社長の言葉が本当に嬉しかったです。

 

しかし、お恥ずかしながら私は、傷病手当金について何も知りませんでした。

家に帰ってから インターネットで、傷病手当金について調べました。

毎月の給料の3分の2を加入している健康保険組合が支払ってくれるというものでした。

最長、1年半の間いただけるそうです。

 

まとめて申請する方もいるそうですが、

我が家は、手間は掛かっても、毎月申請をしておりました。

 

休職中で、お仕事をしておりませんので、もちろんお給料は入ってきません。

他の家族の生活もあります。お金がないと生きていけません。

なので、毎月申請書を用意し、傷病手当金申請をしておりました。

 

申請に必要な書類は、

本人が用意する申請書、

お医者様が記入した診断書、

会社の方が記入する申請書

の3種類です。

 

すべて指定の用紙になります。

各健康保険組合のホームページからダウンロードするか、

保険証に書いてある健康保険組合に連絡をし、書類を送っていただくことになります。

 

我が家は、自分たちが記入する申請書、お医者様が書いて下さった診断書、

この2点を会社へ送り、最後に会社の方が書いてくださった申請書を添えて、

健康保険組合に郵送して頂いておりました。

 

お医者様からの診断書をもらえるのは、例えば 1月30まで入院していた場合、

1月の31日から書いていただけます。

診断書を書いていただくのにもお金がかかります。

 

診断書が出来上がるまで、父の通っていた病院では2週間くらいかかります。

それから会社へ送り、会社から健康保険組合に送っても振り込まれるまでに、

さらに一か月ほどかかるのです。

 

ですので、その間は貯金を切り崩し、

任意で加入していた生命保険の保険金で生計を立てておりました。

 

傷病手当金が入るまでには、結構な時間がかかります。

ですので、早め早めの行動を心がけた方が宜しいかと思います。

 

父の入院と療養期間を含めた日数は、半年になります。

その間は、ずっと任意の生命保険金と、傷病手当金で生活しておりました。

 

正直、お給料の3分の2が保証されるといっても、傷病手当金だけでは生活できません。

治療費もかかりますし、出費も多いのです。

なので、ある程度の貯蓄と、生命保険金がないと、

父に満足な治療も受けさせてあげられなかったと思います。

 

しかし、働いてもいないのに、お給料の3分の2も頂いて、

本当に有り難い社会保障制度だと思いました。

 

入院をしていなくても、医師が就労不能と認めた期間、

家で療養生活を送っていても、お給料の3分の2は保証されます。

安心して治療に励むことができます。

 

これから、傷病手当金を申請することになる方は多いのでは無いかと考えます。

まず申請した私から言えることは、とにかく傷病手当金のことを調べて、理解して下さい。

そして早めの行動を心がけてください。

 

働けなくてお金がない、保険には入っていたがすぐには振り込まれない、

傷病手当金の振り込みもすぐにはない。

しかし、治療費は発生します。

 

お金がないと、家族に治療させてあげることもできません。

調べて、早めに行動してください。

 

父は、入院と療養、全て含め半年もの間、お仕事には復帰できませんでした。

退院してから 2ヶ月療養生活を送っており、その2ヶ月間、毎日リハビリに励みました。

傷病手当金はそのリハビリ期間も保証してもらえるのです。

 

そのおかげで父も無理なく自分のペースでリハビリし、お仕事に復帰することができ、

最初の入院から 9ヶ月経った今、再発することもなく元気にお仕事に通っております。

 

ちゃんとした治療を受けられれば、

書類を毎月、嫌な顔せず提出してくださっていた会社にも、恩返しすることができます。

 

なので、病気の時は遠慮せずに、会社に傷病手当金の申請をお願いしてください。

遠慮することはないと思います。

無事に治療が終わり、社会復帰出来れば、いつでも恩返しはできます。

 

治療は辛いですし、それを支える家族もつらいです。

しかし傷病手当金があれば少しは、

支える側も支えられる側も心が豊かになるのではないでしょうか。






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